【5699】全国王者に学ぶ。
2020年8月9日(日)
ノンストップで16年目突入。
連続更新5699日目の超個人的日記です。
◆ウインターカップ全国制覇
バスケットボールの超強豪、
福岡大学●濠高校のコーチを務める方から
間接的にお墨付きをいただいた(笑)話です。
今、私が開発中のコンサルプログラムと
福●大濠が全国優勝するにあたって
取り入れているメンタル手法が
けっこう近いことがわかり、
それを学んでいらっしゃる門下生の
コーチの方にいろいろお話を伺いました。
実は私、お話を伺う前に選手たち同様
診断テストを受験させていただいたのですが
それが、、、
極めて高い数値が出まして。。。
先生曰く
「この方は何も指導しなくても
結果出します」とのことらしい。
嬉しい!
ありがとうございます!
まだ何も結果出してないのに!(笑)
◆人材育成方針の変化
全国大会の常連。しかも出場すると
ほとんど決勝進出といった
バスケット界の超強豪校ですが、
指導方針の基本は
「楽しむ」らしいです。
昔のスポーツ強豪校といえば
殺気だった鬼コーチが竹刀とか持ちながら
細かいフォームやタイミングまで
逐次徹底指導!といった教育が
強豪校では普通でした。
春高バレーとかを見に行っても
監督がベンチで踏ん反り返り、
タイムの際に選手に罵声を浴びせ、
試合後には鉄拳や物を投げたりしている
姿を見たこともあります。
(しかも女子バレーで)
今やそれはパワハラですし、
だいぶ減ってきていると思いますが
(日大は減ってないみたいですね。。。)
「楽しさとともに、自由にやらせる」
というのは育成の科学が進んだことを
感じさせました。
◆ただの自由ではない
ただ、これは単なる放任主義ではなく
「自分で考えさせ、自分で気づかせる」
「自分の能力を自分で信じる」ことを
主眼とおいた、まさに私の考えと
完全一致する方針でした。
例えば、練習中に
「今のプレーは10点満点で何点?」
「5点です」
「OK」
練習→中断(休憩)
「今のプレーは?」
「8点です」
「OK」
再開→中断(休憩)
「今のプレーは?」
「3点です」
「OK」
といったシーンがあるようです。
これは私の憶測で、コーチに直接
お伺いしたわけではないので
間違ってるかもしれませんが、
(たぶん一緒だと思います)
「3点でも5点でも8点でもいい」
ってことではないかと。
文字通り「OK」ってことです。
勝つプレーとしては
10点が望ましいし、1点だと厳しい。
でもそれは良し悪しではなく、
その一瞬に全力でプレーすることで
自分で気づいて、修正していけばいい。
「10点のプレーはこうだ!」
「お前のここが悪い!」
「早くここを治せ!」じゃ
選手は萎縮するし、そもそも
選手固有の能力がそのアドバイスで
機能するかどうかは不確実なのです。
そんなアドバイス以上に
「どこを修正すればいいか」は
選手が分かっています。
なぜなら「3点」「8点」と
自分で数値化できているのですから。
残りの「7点」「2点」を埋めるために
何をすればいいか?
自分で考え、
自分で練習し、
自分で体得する。
これが強い選手、強いチームを作ると思います。
ただ、その大前提となるのは
「自分を超えた高みに意識がある」
「猛烈に練習している」
「徹底的に反復している」こと。
これがないと
「5点です」の信憑性がまるでない。
適当な感覚値に過ぎません。
おそらく10点に向けての
修正項目も分かっていないはず。
ましてや
「言われるまで待ちます」
「言われたからやってます」
といった依存型では話にならないし、
全国で勝てるわけがない。
目標設定、現状把握、課題抽出。
主体性、分析力、反復力。
スポーツも、仕事も一緒ですね。
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