【5474】新たな山頂を目指す。

2019年12月28日(土)

ノンストップで15年目突入。

連続更新5474日目の超個人的日記です。


◆山登り?川下り?


キャリアの世界では

かなり手垢がついた理論ではありますが

目指す姿を明確に決め、

その山頂から逆算し、

今日の行動を積み重ねる=山登り。


わかりやすいのは受験。

また、高校野球の予選など。


戦いの日、戦う相手、目標が明確。

その日に向けて逆算で準備し、

1日1日を積み上げていく。


一方、人生やキャリアにおいては

必ずしも目標値からの逆算では

運べないことがある。


*というか、その通りに行く方が

少ないですよね。


まるで激流を漕ぐボードのごとく、

必死に食らいつき、1日1日が過ぎていく。


新社会人の1年目とかが

イメージしやすいですね。


川を懸命にくだる中で、

ふとした人との出会い(主に上司や顧客)や

プロジェクトとの出会いによって、

自分の進みたい方向が見えてくる。


それが1年で来る人もいれば、

10年で来る人もいる。


それまでは偶然性の高い日々を

走り続ける中で、徐々に道は見えてくる

といった考え方=川下り。


現時点でのキャリアプログラムでは

山登りより、川下りが主流。


スタンフォード大学の

クランボルツ教授が提唱した

プランドハップンスタンスセオリーには

私もとても共感します。



◆激変のキャリア観


しかし、昨今の新入社員たちを見ていて

働くことに対する考え方や

人と協働する組織に対する考え方が

劇的に変わってきたのを感じます。


「自己基準で協働の意識が希薄」な方が

非常に増えてきているような。

当然、組織は手を焼いています。


先日2年目研修で驚いたのが

「上司や先輩とか、同期とか基本無視」

「上司の考え方とか知っても

私には関係ないんで」と

平気でいう女性がいました。


「人の体験談とか感想とか

聞くだけムダです。興味ないし」

とおっしゃってました。



好きか・嫌いかでの判断軸が強く、

都合が悪くなると、何かと

ハラスメントに持っていく人が

増えてきたのを感じます。


もちろん組織側も改めるべき項目は

多数あるでしょうが、現場の話を聞くと

個人の過度な主張が目立つケースもあります。


「自分は自分」


それは全く構わないし、

自分もそれに近いんだけど

組織で協働するにあたり

その考え方だと通用しない。


そんな意識で川下ってたら

速攻転覆し、遭難=早期退社し

目的なき川下りが始まる可能性は高い。


◆あなたの山頂は明確か?


そこで思うのですが、

再度山登りに戻ってみては?と。


山登りといっても

過去の時代のような

「出世レースに勝つ!最年少課長!」

「30代で同期最速1000万!」といった

他社比較の山頂ではなく、

「自分のありたい姿」を明確にし

それに向けて積み上げていく生き方。



その辺が2020年私のプロジェクトの

軸になってくるわけですが、

時代背景的にも改めて

見つめ直す必要がある、と

日々の現場で若手にふれあう中で

超絶に感じています。


自分自身も川下りから一回岸に降りて

山頂に向かって登る決断をしました。


やみくもに日々を過ごし

行き場のない流木のごとく

川を流されぬように。


どこを目指すのか?

なぜ目指すのか?


徹底的に考える機会を

新プロジェクトで創出させていただきます。





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