【5409】年収5000万の腕に(6)

2019年10月24日(木)

ノンストップで15年目突入。

連続更新5409日目の超個人的日記です。


◆表参道での衝撃


黒いTシャツのアルバイトさんは

実は年収5000万超の経営者でした。


「絶対焼肉屋のバイトさんだけじゃないって

思ってたんですよー」


「そっか、そっか、じゃあ

いろいろ教えてあげよう。」


この方は

「いつか自分の店を出したい」と、

昼間は自分のビジネスを行い、

夜はTシャツ汗まみれ時給1000円で

修行をされていたのです。


年収5000万もあるんだから

投資すればすぐ店は持てるのに、

徹底的に味にこだわり、

自分も厨房に立つ!と。


すごくないですか!


その表参道での出会いから

私たちはちょくちょく

秘密会議を開くようになりました。


場所もウェスティン東京のメインバーや

目黒雅叙園のラウンジバーなど

同時の自分にはなかなか敷居の高い店。


毎回刺激をいただきました。


何度もお話を聞かせてもらう中で

1つの結論に至りました。


「一緒にやりましょう!?」


その後、実は青山に店を出し、

お互い経営陣として

一緒にビジネスをすることになります。


◆ソウルの魂


業態はやはり肉でした。


焼肉ではなく

「オリエンタルグリル」という

新ジャンルを作ろうと、

ともにソウルに飛び、

香辛料や調味料などの買い付けや

ソウル中の名店に調査に行きました。


1日4食、焼肉を食べまくることは

かなりの苦行でしたがいい思い出。


店の立ち上げ前後1年間くらいは

ずっと近くにて、いろんなことを

教えていただきました。


浜崎あゆみさんを始め、

多くの方とお会いしたのも

この方のおかげです。


そして青山についに出店。


約100席のお店は

予約から大爆発!


細川元首相に、宮沢りえさん、

中井喜一さん、YOUさん、南野陽子さん、

同郷の稲森いずみさん、

F1ドライバーの鈴木亜久里さん、

テニスの伊達公子さん・・・・


いろんな方とお店を通して出会いました。


多くの方に贔屓にしていただくとともに

テレビや雑誌の取材も何度も受けました。


私が28歳~29歳の頃です。



そのステージを作ってくださった

彼の腕には、いつも

「ブルガリの時計」が輝いていました。






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