【7512】甲子園ボーナス。
2025年7月27日(日)
【祝・20周年】ノンストップで21年目。
連続更新7512日目の「超個人的日記」です。
◆未来富山高校。
夏休みに入り、どうしても心が高校野球へ。
昨日も午前中横浜高校の試合を見てました。
今日、横浜スタジアムに
決勝戦を見に行きたいのですが、
「やめてください」との家族の声を尊重し、
塾の宿題のサポートをしながら
時折試合経過を見たいと思っております。
連日続く熱き戦い。
続々と選ばれている代表校で
物議を醸し出しそうな高校が出現。
富山県代表、未来富山高校。
なんと全校生徒が24名。
そのうち野球部が23名。
しかもそのうち富山県以外の選手が22名。
授業は午前中のみ。午後からは毎日野球。
富山出身者がわずか1名。
一部の方が騒ぎそうなネタが豊富です。
個人的には全く問題ないと思いますし
選手たちも好きな野球で
目指す甲子園が近いと判断して
親元離れて挑戦するわけですから
ぜひ頑張ってほしいです。
ただ、
最近旅行会社の研修やって
「甲子園」に対する
新たな視点を知りました。
参加者の皆さんから
「夏の甲子園は大きな売り上げにつながる」
「自分の担当校が甲子園に行ってほしい」
といった声が出たのです。
確かに。
バス何十台でツアーを組み、
勝ち上がると何度も往復。
宿泊も含めて相当な売り上げが立ちますね。
しかも担当校となると情も湧く。
応援しながら売り上げアップにもつながる。
何と楽しい仕事でしょう。
その視点から見ると
未来富山高校のケースは・・・
全校生徒が24人しかいない。(バス1台でOK)
通信制の新設校でOBがほぼいない。
県外出身者だらけなので父母会もおそらく
全国各地から球場に集まる。(バスいらない)
地元後援会もないと予想されるので
富山県民が団体ツアーで甲子園に乗り込む
といった可能性は高くない。
旅行会社的にとっては
売り上げに繋げにくい。
富山といえば新湊高校が
甲子園で大躍進した時、
「街に人がいない。みんな甲子園に行った」
と言われるくらいの大応援団が
アルプススタンドを埋め尽くしました。
テレビで見ていてもその応援の熱たるや
感動したのを覚えています。
その時は旅行会社の観戦企画も
バカ売れしたのでしょう。
どこが勝つかで売り上げが変わる。
まるで臨時ボーナスのような感がありますね。
学校や選手たちにとっては何の関係もないので
全力プレーを応援しますが、
「旅行会社の方々の気持ち」になって
甲子園を考えたのは初めてです。
ちなみに先日参加していた方の担当校は
「横浜高校」と「東海大相模高校」だと
おっしゃってました。
今日の神奈川大会はこの2校による決勝。
ご担当者からすると
「どちらも勝ってほしい!」といった
複雑な心境でしょうが
お仕事としては「売り上げ確定」ですね。
<余談>
これに関連する話になった際、
参加者の皆さんから
「私は北海道勤務なんですが
自分の担当校が昨年甲子園に出場し、
添乗ツアーも盛り上がりました」
「私も夏は甲子園の売り上げが
ほぼ毎年立つので・・・」
「毎年夏の風物詩になってて
仕事と趣味が重なる。暑いけどすごく楽しい」
といった声があがりました。
ということは、
数ある旅行会社の中でも、この会社様は
この企画で「圧勝」しているのではないか
という仮説が立ちました。
私、旅行大手3社を担当しているので
何気なくヒアリングし
「甲子園ツアー勢力図」を考えてみます。
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