【7386】ドミノ30周年。
2025年3月23日(日)
【祝・20周年】ノンストップで21年目。
連続更新7386日目の「超個人的日記」です。
◆ドミノ同窓会。
今日は30年前に世界記録に挑戦した
ドミノの仲間との同窓会。
なんと、30周年です。
時は1995年。
年始の阪神・淡路大震災に続き、
東京では地下鉄サリン事件が起こり、
世の中が暗い空気で覆われていた頃。
テレビ局のオーディションを受けて
番組出演が決定。
上野発の夜行列車に連行され、
降りた町は豪雪の中。
それから1ヶ月、マイナス6℃の
青森の体育館で過ごしました。
リーダーとして挑んだ世界記録。
私の人生で間違いなく3本の指に入る
大きな体験を共にした仲間。
その当時20代だったチームメンバーも
今や全員50代。
最年少(18歳)メンバーですら48歳。
30年前の話になるのか?
現在の子供の教育の話になるのか?
30年後の老人ホームの話になるのか?
どんな話でも、この仲間たちとなら
楽しい時間が過ごせそうです。
1枚の絵を完成させるのに使うドミノは
(この津軽凧の絵の場合)5万個。
終盤の作業はとてもじゃないけど素手では難しく
(左手ご注目ください)
ピンセットを使ってドミノを立てています。
また、画像の左下に少し写っていますが
1個1個のドミノもすべて色を塗り、
しかも「倒れる様子を想像して」マジックで
絵を描いていきます。
左下の紫のドミノの一部が
黒いマジックで塗られているんですが
見えますでしょうか?
これはドミノが倒れた際に見える
「髪の毛」の部分を「想定して」
コマを準備しています。
(自分たちで考えながら線を書きます)
ただいろんな色のドミノを並べるのではなく
体育館の床に大きな絵を描き、
それに伴う個数を計算。
ドミノの下地の色を塗り、
さらに細かい顔のパーツや表情などを
1枚1枚マジックで塗りながら
極限までの集中力で立てていきます。
1個1個のドミノの間隔は7ミリ。
ドミノの駒の幅も同じく7ミリ。
指を入れると(7ミリ以上あるので)
ドミノにあたってしまい、
下手したら立ててきた数千個が倒れます。
*そしてその
「これまでの努力が無惨にも消えていく音」を
チーム全体で100回以上聞きました。
(その後「号泣・脱走・ケンカ勃発など
メンバー大荒れ→私が介入」の繰り返し)
本番直前での作業は1日20時間。
ずっと無言。ずっと座りっぱなし。
極限まで追い詰められた精神状態。
オンエアの日までとにかく立て続ける作業は
深夜2時、3時まで続きました。
TBSで放送された
ドミノの番組DVDがありますが
これだけで人生への学びを
10時間は余裕で語れそうです。
こんな体験なかなかできない。
当時のプロデューサーだった阿部さんからも
たくさんの学びを得ました。
改めて人生の師匠に感謝。
勤めていたレコード会社の
所属アーティストだった、
永井真理子さんと一緒に
最初の1個を倒す30年前の私。
時を経て
マツコさんの番組で再利用されるなんて
思ってもいませんでした。
ヤバい。
その前に広島の報告書を作らねば。
皆さま、今日もポカポカ陽気。
素敵な日曜日を。
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