【7326】老害面接への警鐘。

2025年1月22日(水)

【祝・20周年】ノンストップで21年目。

連続更新7326日目の「超個人的日記」です。


◆老害って何だ。


とある記事を読みました。


〜以下抜粋〜


50代がリストラ時代を生き抜くために

避けて通れないポイントは、

若い世代から「老害」と思われないことです。

 「50代はまだ老人じゃない」と

思われるかもしれませんが、

年齢は関係ありません。

老害とは、

自分より若い世代に迷惑をかけること。

 30代であっても、

20代に迷惑をかけていれば

「老害」と呼ばれます。


〜ここまで〜



先日、面接選考官対象の研修にて

(大変失礼ですが)この「老害」っぽい方が

発生するシーンに立ち会いました。



学生と面接官の模擬面接を実施。

対象は50代の管理職面接官。

Z世代の学生と面接をしていただき、

学生側からフィードバックを受けるという設定です。


通常は、学生との面談を通して

「自分の発言がこういう風に捉えられるんだ」

「もっと丁寧に前提を伝える必要があるね」

「随分異なる学生時代を送ってるんだね」

といった気づきが非常に大きく、

面接官の皆さんにとって

「目からウロコ」の有益な時間になることが

圧倒的に多いです。


ところが!!!


とある企業で真逆の展開に。


「学生の分際で偉そうに」

「フィードバックなんかいらん!」

「俺はこれで30年やってきた」


とおっしゃる際の

「顔が怖すぎ」。

(私からもハッキリ伝えました)


私の話は聞いてくださるのに、

相手が学生になると態度が豹変。

話を聞いてる時の顔も「眉間に皺」

加えて「腕組み」「ふんぞり返り」。


ちなみにこの企業様は

採用で苦戦しているとのことで

新規でコンサルの話をいただきました。



学生側が採用市場で選別されるように

企業側も学生に選別されていることを

理解する必要がありますね。


多くの企業の採用にかかわらせていただく中で

ごくごく稀にこのケースに遭遇しますが、

「変わる気がないベテラン」

「どうにかして変えたい人事」

この両者間の葛藤が生じているケースが多いです。


<結論>

(途中議論を割愛するのでやや飛躍しますが)

面接官を変えた方がいい

と思うのですが、いかがでしょう?


選考アサインしている理由が

「毎年やっていただいているから」

「部長だから」とのこと。


受けにきていただく学生に

そもそも反発心を持つような方が

なぜ面接アサインされるんでしょう?


内定出しの最終判断は経営陣が行うわけですし

途中選考の面接官に

この方々、必要ですかね?


新卒採用は「未来を創る」活動です。

「過去にしがみついて未来の変化を拒む」方より、

「可能性の未来に生きる」方々が

選考の主戦場に立つべきだと考えます。


そういう私も、

「役職定年」を迎えている世代。


ありがたいことに、20代の若手から

「飲みに行きましょう!」の話を

いただくことがありますが、

そもそも自分自身が

「老害化」している前提で対峙し、

自分を振り返る必要性を感じます。



採用は「あり方」が大事。


目の前に座っているのは

「フィードバックなんかいらん!」学生ではなく

紛れもなく無限の可能性を秘めた

「ダイヤモンドの原石」です!



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