【7283】今日も見えた。

2024年12月10日(火)

ノンストップで20年目突入!

連続更新7283日目の「超個人的日記」です。


◆ひとりごと再び。


すみません。昨日に続きひとりごとです。

一昨日のブログに

親子で習字を行った話を書いたのですが、

これも原理は全く同じで

虚と実の関係性と絡んでいることに気づきました。


以下、備忘録です。



一昨日は午前中に習字を行い、

夕方塾の送り迎えをし、

帰宅後、漢字練習を一緒にやったのですが

先日の国語のテストで微妙に形が崩れていた

「九州」の「州」という字を

細かく、正しく書けるようにサポートしました。


書道において、字を書く時に

「とめ・払い・はね」などが

大切なポイントになります。


午前中練習した「お」という文字に例えると

最初の入り(横線)が

左からほんの少し右上に上がって止めること。

次に縦線に入る時、わずかに止めてから

まっすぐ筆を下に運ぶこと。

下についてから一旦しっかり止め、

筆の背中を使って返しに入ること、など。


筆の使い方によって字が綺麗に書けます。


最初「自由に書いてごらん」と勧めると

「お」の返しの時に発生する空間が

何回か潰れている(=隙間がなくなっている)

のをみてハッと気づいたのです。



この気づきは、話を戻して

ノートに書いた「州」でも一緒でした。


短い線3本。

長い線3本。


「州」はそれだけの単純な構造なのですが

自由に書かせるとどうもバランスが悪く

短い線と長い線がひっついていたりする。


これでは「州」ではない。


「お」になるためには左下に空間が必要だし、

「州」になるためには6本の線の間に

空間が等間隔で必要になる。


それらを通してハッキリ気づいたのは

字を書く時に大切なのは

墨や鉛筆で書いた線であることは自明の理。

しかし、それ以上に

「空間・隙間」の方が大事であること。


実より虚、です。


止めや払いがたとえうまくできていなくても

読む人は「お」や「州」だなとわかる。


しかし、「州」の隙間が埋められ、

線が6本重なっていたら

それは「州」とは読まれない。

文字の機能ですら失い、ただの落書きです。


大切なのは「隙間」。


昨日のブログに書いたのは

目に見える視界の「隙間」に

透明無色の壮大な可能性が見えたのです。


一昨日に娘と一緒に体感したことが

翌日さらに自分自身でハッキリ気づき、

そしてそれは今日も見えました。


あれ?

なんか、身体で掴んだ感じ。


今まで学んでいたことが

こんなに簡単に理解できるのかと

腑に落ちた感がありました。

PRECESSION ! TAKASHI UEHARA OFFICIAL BLOG