【7053】真骨頂LIVE。

2024年4月24日(水)

ノンストップで20年目突入!

連続更新7053日目の「超個人的日記」です。


◆劇的な変化。


新入社員研修。

朝、多くの人が元気がなく、ダラダラと入室。

「前日マナー研修を受講した」と伺っていたのに

お互いに挨拶もせず、よそよそしい・・・


同期の人数が多いので

今日のクラスでは初顔合わせの方もいた様子。

それにしてもお通夜のような朝。


どうなってんだ?こりゃ??

と思いながらスタート。


終了時、

古くからの仲間のように

和気藹々、お互い本音の会話で

笑顔も真剣な表情も、

前のめりで話し込む様子も見えました。


そのビフォーアフターの変貌ぶりに

お客様もスタッフもビックリ。

(というか感動されていらっしゃいました)


どうやってこの変化を生み出したのか?

といった質問を人事の方やスタッフから受けたので

いくつかのポイントをお伝えしました。


1つは、今回4クラス同時開催でしたが、

オペレーションに違いがありました。


*他の3クラス、開始時テキスト配布。研修開始。

*私のクラス、開始「2時間後」にテキスト配布。

それまで一切本題に入らず。


*他の3クラス、午前終了時のスタッフシェアにて

「全然熱量ないですね」

「全く手があがりません」

「グループ内で同期と話さない方が何人もいます」

*私のクラス、午前終了時。

笑い声が生まれ、ディスカッション活発。

全員が私とアイコンタクトを取れていることを承認。

所作の注意喚起も真剣に頷きながら聴いている。


お昼休憩(ランチミーティング)の際、

大きな差が生まれていましたので

今回の変化の要因の1つは

「テキストが2時間配布されなかったこと」

かもしれません。


私は参加者が研修受講へのマインドが整い、

当事者意識を持って参画する状態が生まれるまで

研修本編を始めません。


同時に「なぜこの状態に陥っているのか?」の要因を

徹底的に対話を通してヒアリングします。


実は、ここで、

この後テキストに出てくる訴求ポイントを

対話を通して伝えています。


→後から「あっ、さっき指摘されたことだ!」

「今日の自分、できていない!」

「気をつけないと」と

各自が暗黙のうちに自ら認識するように

研修後半部分への伏線を何本も張り、

心理ロジックを組み立てます。



職場対策としては、

研修時点でお通夜状態ですから

配属後、職場でモチベーションダウンした際

同様の状態になるのはほぼ確定です。


よって、その要因と対策を見つけ、

本人たちにリカバーの施策を与えること、

人事の皆さんに、現場接続するための

個々の育成のポイントを伝えることが

私の役割だと思っています。


研修は生き物。

研修はLIVE。

出すのは長期的成果。


予定調和でタイムライン通りに

各モジュールを進めていくのは愚の骨頂。


ゴールの状態に向かって

常に状況判断しながら

ベストの道を模索していく。

そんな戦いだと常日頃から思っています。

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