【7047】肘で黒白を舞う。

2024年4月18日(木)

ノンストップで20年目突入!

連続更新7047日目の「超個人的日記」です。


◆銭天堂の教え。


5歳児に付き添ってアカデミーへ。

この教室では、単なる送り迎えだけではなく

授業終了後、「何を学んだか」の共有以外に

「親の育児」についてのレクチャーがあります。


教室内モニター動画で視聴するのですが

そこに銭天堂のばあさんみたいな先生が現れて

親の心構えについて語ってくださいます。


今回は学習アップの秘訣についての

レクチャーだったのですが、

実に深くて納得し、帰宅前にLINEで

「銭天堂の婆さんの話がすごく良かった!」と

まいさんに伝えた次第。


その内容が奇しくも

家族の重点強化項目と一致していました。


シンプルに言えば、

学力アップの基礎土台は

「体幹」だと。


要は体力です。


5歳児でいえば

数の計算など頭のトレーニングは

2歳児くらいからやっていますが

いよいよ鉛筆を持って字を書くという

体を使うフェーズに入る際、

書くときの姿勢を

いかに維持できるかがキモだと。


また、「はらい」「止め」といった

筆記の基本も実は体幹が整っている人と

そうでない人で、筆圧の差が生じ、

字の美しさが変わるといった話もありました。


激しく納得。


一昨日の体操教室でも

徹底して体幹を鍛えているので

全く異なる教室ながら、実は

同じ学びを得ているんだなぁと。


レバレッジが効きそうです。


そんな中、

「パパ、相談がある」

「何???」



「書道教室に行きたい」



きたーーーーっ!


私、ずっと習わせたかったのです。


でも「じっと座って字を書く」って

見方によっては苦行ですから

強制的にはやらせたくない。

本人が書の素晴らしさに気づいてもらえれば

と思っていましたが、意外と展開が早い!


私自身も有段者ですが

書道は単に字が綺麗になるだけではなく

尋常じゃない集中力が必要です。


清書の1枚とかは

「絶対に間違えてはいけない」プレッシャーを

いかに平静に沈めて、筆を運ぶかが大事。


どんな外部状況でも

心を整え、気を鎮めるといった点では

「瞑想」に近い。


「パパ、書道教室に行きたい」


これは嬉しい。


アカデミー、体操、書道。


ジャンルは違えど、

本質は一緒。

また楽しみが増えそうです。


<余談>

書は「手や指」ではなく

「肘」で書く。


心が乱れると指先が動き、

指が動くと筆が倒れます。

筆が倒れると筆圧が歪み、

筆圧が歪むと形が崩れます。

同時に

「はい、やり直し!」と

背後から厳しい声が飛びます。


すべての中心軸は「肘」。

肘を固定し、

肘を動かし、

肘で書く。


一言も話さず、

墨の匂いに包まれながら

心を筆に乗せ、紙の上で舞う、

黒白(こくびゃく)の世界。


夫婦で

「親も一緒に通おうか」

と盛り上がりました。


しかし、即座に

「月謝はいくらだ??」


<現在の判断基準>

子供:未来の可能性

親:通帳の数字


これは見直すべき基準だ

と感じた出来事でした。


<これからの判断基準>

親:人生の豊かさ・彩り(修正)






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