【6831】話道継承。
2023年9月15日(金)
ノンストップで19年目突入!
連続更新6831日目の「超個人的日記」です。
◆伝える→伝わる。
某食品メーカーでのプレゼンテーション研修。
それぞれが準備したパワーポイント資料を投影し、
メッセージ訴求を実施。
全体傾向として、PCスキルは高く
見栄えのいい資料を作れる方が多い。
とてもきれい&わかりやすい=素晴らしい。
一方で、その素晴らしい資料が
活きる(活かされる)プレゼンは皆無。
「伝えて」はいるが
「伝わって」いない。
思いがあるから資料にできる。
でもその資料説明から思いが伝わらない。
すごくもったいないです。
今回、一人ひとりに随時フィードバック。
参加者の皆さんも「なるほど!」と納得感高く、
実際、2人目・3人目・・・と進むにつれて
どんどんブラッシュアップされていきました。
ただ、大枠では微修正といった感じ。
やはり「日常のコミュニケーション」で
どれだけ実践を重ねるかが
今後の成長の鍵になりそうです。
◆話には9つのレベルがある。
前半を抜粋すると、
第1レベルは「聞きたくない」。
何か伝えようと言葉を発しても
「信頼されていない」
「嫌われている」状態では
「そもそもあなたの話は聞かないよ」と
シャットダウンされている。
何を言っても刺さらない。
第2レベルは「聞こえない」。
聞き手には聞こうという気持ちがあるが、
下を向いててボソボソと小さな声で話すので
「何言ってるかわからない」。
当然「伝えた」はずが「伝わらない」。
第3レベルは「聞こえる」以上。
話した言葉は聞こえた。以上。
よく理解できなかったし、心も動かない。
「で、何なの?」
「えっ、どういうことだっけ?」。
第4レベル「理解できる」。
話している内容が理解できた。
なるほどね。以上。
心を揺さぶれていないし、
相手の動きに変化は作れていない。
でも、上司への報告や会議での事務連絡は
このレベルでOKな場合が多い。
よって、同じ人・同じ場所といった
同じ発言環境でパターン化されていると
このレベルがデフォルト(初期設定)になる。
今回のプレゼンは
この「第4レベル」がほとんど。
言ってることは聞こえましたし、
理解できた気がします。
「で、どうするの?」
「私たち何に向かって動くの?」
「何を起こしていくの?」のつながりがない。
後半のレベル5以上にいくためには
自分の想いを自己理解し、
それを言葉にし、
同時に非言語でも表現し、
相手の心を理解し、
共通目的を見つけ、
さらには「揺さぶり」をかけていく必要があります。
それらがテクニックではなく、
全身全霊、1ミリの疑念もなく、
すべてスポンジのように吸収されていく段階。
その高みを目指すのが「話道」です。
そして、この高みには
誰でも必ず到達します。
企業でのプレゼン研修をやりながら
「やはりこれもオリジナルでやりたいな」と
強く思いました。
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