【6780】紙一重の勝負。

2023年7月26日(水)

ノンストップで19年目突入!

連続更新6780日目の「超個人的日記」です。


◆神奈川決勝の後


慶應義塾 6-5 横浜


3連覇を狙う名門横浜と

春選抜出場で第1シードの塾高。


大熱戦の末、9回に逆転3ランで

決着がついたのですが、

その直前、疑惑の判定があり

ファン・関係者の多くの意見が飛び交っています。


騒動のポイントは9回表の守備。

超高校級プレイヤーの横浜高校緒方選手の足が

2塁ベースに触れたか触れなかったか。

(触れていない=セーフ、の判定)


私も緒方選手のプレーは

彼が1年生の時から見ていますが

「全国トップクラス」のショート。

彼ならおそらくベースには触れていると思います。

(よって判定はアウト)


でも、審判はセーフをコール。


この1プレーに外野が「世紀の大誤審」と

ギャアギャア騒いでいるわけですが

VTRを見てもものすごく微妙なプレー。

「絶対に触れている」とは言い切れないのも事実。



10000人が見て「絶対にアウトでしょ!」

というビッグモーターの社長レベルのプレーが

セーフだったら大誤審ですが、

何度見ても微妙な段階で

「世紀の大誤審」なんて言葉は紐づかない。


超高校級プレーヤーの緒方選手だからこその、

ギリギリの高度なプレー(プロレベル)が故に

逆にベースに触れていないように見えた=セーフ。


一番近くで見ている審判の判定なので

それが(現時点の制度では)正しいのだと思います。



前置きが長くなりました。

書きたかったことはこの後なんですが、

このプレーをきっかけに2人のランナーが残り、

その直後大逆転3ランホームラン。

塾高の甲子園出場が決まり、

横浜高校の3連覇は消えました。


ここで、同じ横浜高校OBのお二方が

それぞれ感想を述べていらっしゃるのですが、

そのコメントの内容において

「圧倒的に捉え方が違うなぁ」と感じました。


建設的で、私たちにとっても

参考になる捉え方をしたのは松坂大輔さん。

負けた後輩たちに寄り添いつつ、

「未来」に向けた応援コメントを述べています。


すぐに切り替えて、未来に目を向けるか。

「審判のせいだ」と何度も悔やみ、

「これで人生が変わった」と過去に囚われるか。


未来志向のコメントと

過去志向のコメント。



野球とビジネスでは異なる部分もありますが

人生におけるモノの見方において、

松坂さんサイドの思考をしていく方が

リカバーも、次なる成長も、早いはず。



負けた直後に

「明日からまたしっかり練習する」と言った

八巻君に改めて感心した次第です。



同時に、横浜高校の選手の皆さんにとって

また各地の戦いで敗れた皆さんにとって、

数年後振り返った時に、

「あの日負けたことで多くを学べた」と言える経験を

今後の人生でたくさん享受していってもらいたいです。


勝敗は時の運。


栄冠は常に君に輝く。





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