【4890】第4回番外編~言葉の出所。

2018年5月23日(水)

ノンストップで14年目突入。

連続更新4890日目の超個人的ブログです。


第4回の振り返りをブログに記しておきたいと

昨日からまた書いてますが・・・・

それより、ここ数日この話題しか会話で

出てこないんじゃないかというくらい

話題を支配している「日大問題」。


◆保身まみれの対応。


とにかく解せない

「日本大学」という組織の

今回の一連の対応です。


皆さん、どう思います?


昨日の宮川選手の会見、

見ましたか?


20歳の未来ある学生が

あんな多くのカメラの前に晒されることになり

本当に気の毒です。


*個人的には人生において

ものすごく貴重な体験をしており、

きっと財産に変えられると思ってますが

今はそんな状態ではないでしょう。



やったことは許されることではありませんが

正々堂々と罪を償う、責任を取る発言は

素晴らしかったと思います。


被害者のご関係者も関学側も

宮川選手の謝罪にはある一定の理解を

示されたと思います。



ただ、それに対して、この場に及んでも

こんな「究極ヤバい」状況を迎えても

日大広報部は寝ぼけたコメントを出してます。

FAXのコピーみたいな資料で回答してますが

もはや終わってますね。。。


ガバナンス崩壊。


関西学院と日大の会見能力の差が歴然すぎて、

もう取り返しのつかない事態になってます。



◆改めて「言葉の出所」


これを第4回のラジオの言葉でいうと

「言葉の出所」。


言葉の出所、

発言の意図、

文章の主語が

日大と関学では間違いなく異なる。


各メディアで発言されている方を通して

「大学としてのあり方」が

今回ハッキリ世に問われました。


そして、結論も

ハッキリでました。


*まだ問題は未解決ですが

世間の声は関学100:0日大に

限りなく近いでしょう。



今、講演や研修で大学や企業に伺う際、

先方ご担当者との話題で

毎回出るのが「日大問題」です。


その中には

日大のOBの方もいらっしゃいますが

「全員」日大の今回の一連の対応について

苦言を呈していらっしゃいます。


*自分の母校がこんな事態になったら・・・。

すごく苦しいし、お気持ちお察しします。



◆危機管理学部の対応は???


それだけ多くの人に迷惑かけてるのに

危機管理能力ゼロの対応を取りつづける。


日大危機管理学部の教授の先生方とも

数名面識ありますが、

立場的に非常におつらい状況でしょう。


ただ、そんなこと言ってられないです。


今こそ危機管理学部の出番なのに、

何やってんだ!と思います。



このままでは来年の受験生激減は

間違いないでしょうし、

現役の、しかも1,2年生とか

これから数年間日大の中で過ごす学生の

気持ちを考えると、私まで苦しくなります。


これは真剣に考えなければなりません。

同時に日大は教育機関として

おそらく世間から締め出されますから

今回徹底的に膿を出し切ってほしいです。

(その気はさらさらなさそうですが)



全く罪のない、悪くない、

前向きに頑張っている人たちが

「日大」というだけで

ある一定のイメージでもたれることは

あってはならない。


これは本当に、本当に、本当に

ヤバい事態に入ってると思う。



でも、一方で、今回の騒動は

日大にとって

変革を起こす最大のチャンスです!


「変われない」内部に対して

これだけ「変われ!」という

外部の声が届いているのですから。


今までの体制や考え方に対して

無視・無言・言いなり・保身ではなく

真の教育機関としてどうあるべきなのか?


日大としての「あり方」を

問いただすことで

日大が蘇ってほしいです。



個人的には、日本大学本部から

毎年オファーいただいている講演などを

この問題がしっかり収束するまで

一切お受けしないことにしました。


ただ、別の形で、引き続き

日大生の応援は続けます。


これが今日現在の見解です。


ガンバレ!日大生!




<まとめ>

ラジオの中で出てきた

「言葉の出所がどこなのか?」


関学、小野ディレクターの会見。

関学、監督やお父様の会見。

日大、宮川選手の会見。


一方、日大、大学側の会見。

並びに、冬眠状態で寝ぼけてる広報の対応。


出所が全く違うことは

一目瞭然です。



あと、苦言を呈したいのが

取材時における

一部のマスコミの誘導質問。


自分が拾いたい言葉を

学生にしゃべらせようと必死です。(アホ)



私もこのくだらん「誘導質問」、

新聞や雑誌の取材の際に

何度も受けたことがありますが

その話はまた折を見て書くとして。


今回、誘導質問オンパレードの中で、

たった一人

TOKYO MX の有馬隼人さんの質問だけは

言葉の出所が違っていた気がします。


短いやりとりでしたが、

すごく深かった。



取材者の言葉の出所を予想しながら

ぜひニュースを見てみてください。



事件は残念ではありますが

危機管理を学ぶには

多くの教訓を得られると思います。





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