【4876】第3回秘話(6)~レバレッジを生み出すもの

2018年5月9日(水)

ノンストップで14年目突入。

連続更新4876日目の超個人的ブログです。


~思い出話、まだやってます~


ようやく話がニッポン放送に

近づいてきました(笑)


社会人1年目、

制作宣伝に行きたかった私が配属されたのは

何と経営管理本部総務部。


この配属に基づく体験談は、

多くの講演でお話させていただいていますが

中にはもう10年以上にわたり

登壇させていただいている

企業や学校もあります。


来週ご招待いただいている札幌の学校も

もう7,8年講演会を開いていただいてるのですが

「総務部時代の話を学生に聞かせたい」

とのこと。


そのために毎年予算を組んでいただいています。

札幌までの往復交通費もかかりますし、、、

ありがたいことです。


◆自分の経験に値段がつく?


この新入社員時代の経験談は

実際のビジネスにも反映しており

それは今後も増え続けることでしょう。


そう考えると、

ものすごいレバレッジですね。


⇒唯一無二の体験がレバレッジを生む。


でも、自分もこの時代の話は

全国の内定者や新入社員に

聞いてもらいたいと思ってます。



◆一人の先輩


アーティストと直接関われない苛立ちから

ありとあらゆる

「突拍子もない行為」や

「強烈な失敗体験」を

積み重ねていくわけですが、

これを書き始めるとあと3か月必要です(笑)


ただ、その当時を思い出すと

宣伝本部にいらっしゃるK先輩を

勝手にロールモデルとして尊敬してました。

(たぶんこれはほとんど話したことがないと思う)


部署も違うし、宣伝マンは忙しいので

あまり会話を交わしたことはありません。


でも、とにかく

一挙手一投足に「熱」を感じる。


一生懸命仕事をされていらっしゃることだけは

ハッキリわかりました。


他の諸先輩方も素晴らしいのですが

K先輩だけは目つき、声のハリ、動く姿が

数段違うレベルにいることは明らかでした。


~その先輩が業界内で出世されたのを知ったのは

そっから20年後でした~



社内ですれ違う時には

大きな目と声で私に語りかけてくれました。


大阪支店に移動された際も、

気を遣ってFAXに自分への激励を

書いてくださったりしてました。


その先輩が、特に

注力されていらっしゃると感じたのが

ニッポン放送でした。


深夜、有楽町のニッポン放送に

大量のCDを持って出かけていく姿を

何度追っかけたいと思ったことか(笑)


「オレもニッポン放送に行かせてください」

と、畑違いの総務部長や次長に言って

上司を困らせました。

(その上司の一人が神戸のサワダさんです。)



皿回しと言って

要は自社の楽曲をラジオでかけてもらう

という業務。


新人の私は

「わざわざ毎日行く必要があるのか?」

「曲をかけてもらうことがそんなに大事なのか?」

「1曲かけたところで売上は変わらないのでは?」

「K先輩の情熱はどこから来るんだろう??」と

不思議に思っていました。


ただ、目の前のその愚直な行動が

長期的視点で見た時に

大きなレバレッジとなって

全く異なる結果を生み出すであろうことは

今となっては簡単に想起できることです。


また、当時のK先輩の姿は

やり方ではなく、

あり方にこだわっていたように思えました。


結局、私がとっとと会社を辞めたので

一緒に仕事をする機会はなく

先輩がどんな矜持で仕事をされていたのか

知らないまま時が過ぎたのですが

今回LINEの数行のメッセージで

ずっと「憶測」だったことが

「事実」に変わりました。


その内容は明日に続きます。













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