【6614】変革の時。
2023年2月10日(金)
ノンストップで19年目突入!
連続更新6614日目の超個人的日記です。
◆雪でお休み。
東京は雪。
めったに降らない中央区も
雪が舞っています。
2人の娘は幼稚園と小学校を
喜んで積極的自主休校し、
朝からリビングで絵を描き、
今はキッチンで
じゃがいもの皮を剥いております。
(今日は二人がごはんを作ってくれました)
◆今週の記録を整理中。
今週は新入社員の皆さんのコンサル。
1つの事例を挙げると、
4名の新人と、6時間にわたり
グループディスカッションしました。
6時間も一緒に話すと
いろんな変化が見えるのですが、
今週出会った皆さんからは
とても多くのことを学ばせていただきました。
<一人目のケース>
開始時:
表情にほとんど変化が起こらない。
いわゆる無表情。
本人曰く、
「私は自分の意見を曲げない性格です」
「凝り固まっており柔軟性がないんです」
「好き・嫌いがハッキリしています」
「嫌な上司の指示には従いたくないです」
「周囲と会話はしません。迷惑かけなければ
問題ないと思っています」
つ、つよい・・・・
周囲の仲間が声掛けしても
「そのことは気づいてるから大丈夫」
「それは自分で対策を考えてる」
「私は私の考えがあるんで」
まるで「鉄」です・・・・
鉄!哲!徹!鐵!
さぁ、どっから対話しようかな。
部署の一人ひとりの話を聞かせてもらおう。
5時間後:
ニコニコ笑顔。
「社会人になって一番笑った1日でした」
「私が意固地になっていたのかも」
「今の視野の狭さは最終的に自分を苦しめる」
「重荷を下ろした感じ。すごく楽になった」
「私は変われる気がする。変わらなきゃいけない!」
<二人目のケース>
「私は積極的だし、主体性があります」
「頑張ってる自信があるし、結果も出てきた」
「とても楽しい。心配も不安もないです」
「大丈夫です!」
た・の・も・し・い。
しかし私の心は
彼女が話した言葉の通りには
反応しませんでした。
新入社員の「大丈夫!」ほど
あてにならないものはありません。
「私は積極的だし、主体性がある」
(と言ってるけど、周りはどう思ってるんだろう)
「頑張ってる自信があるし、結果も出てきた」
(でも今のままで大丈夫なのだろうか・・・)
「とても楽しい。心配も不安もない」
(言い切りたい。でもまだまだダメな自分・・)
( )の中は完全に憶測ですが、
強気で話す言葉の最後の部分で
エネルギーが漏れていることに気づきました。
一貫性の欠如。
保身なのか?自分を肯定しようと
前向きな発言を繰り返しているのか?
ヤバい。
このままでは彼女は潰れる。
心理的安全性をじっくり整えた後、
一気に深層を掴みにいったところ、
彼女は爆発寸前の状態でした。
思わず泣き始め、自分の気持ちを仲間に吐露。
5時間後:
「まだまだヘッポコ!でもそれって当然ですよね」
「強気は大切にしつつ、弱い自分も認めよう」
「スッキリした!心の底からやる気が出てきた」
「こういう自分でいたかったんですよ!」
「こっからさらに結果出すよー!みんな見ててね」
激変。
従来の明るさや元気に加え、
美しく、たくましく、しなやかな
芯の強さが出てきました。
素敵だ・・・
一緒に携わらせてもらって
こんな表情の変化に出会えるなんて
喜び以外での何物でもありません。
さぁ、それを少々クールな表情で
おすましして見ていた男性陣。
「自分、昔から達観して人を見てます」
「まぁ冷めてるって感じなんでしょうね」
「親しい仲間とは本音で話しますけど
上司やお客様とは当然線を引きますよ」
「世代も違うし、考え方も違うんで」
「自分の領域に入ってきてほしくないし、
自分も人の領域に入りたくないです」
5時間後・・・・
激変。
満面の笑顔。
私、彼の
(前半)「入ってきてほしくない領域」とやらに
(中盤)「入っていいです」
(後半)「いや、早く入って来てください」
という許可をいただき、
侵入どころか、ほぼ侵略して
一緒に大笑いしました。
「最初参加したくなかったんすけど
こんな展開になるとは。楽しいです!」
「すみません、俺、冷めてるじゃなくて
実はビビってるでした!ごめんなさい!」
私は(本当に)何も教えていない。
当然、「変えて」もいない。
でも、変革は起きました。
自分で自分を見つめ、
自分たちで変化を起こした。
そんなディスカッションの輪に
みんなで感動。
20代は無限の可能性の塊。
めっちゃ嬉しい時間でした。
つづく。
3歳児。「ごはんできたよ」コックさんの図。
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