【6351】勝利と育成の狭間で。

2022年5月23日(月)

ノンストップで18年目突入。

連続更新6351日目の超個人的日記です。


◆昨日の続き


を書こうと思ったんですが、

すごくいい記事を見つけました。


また高校野球なんですが、

兵庫県の名門

報徳学園高校の監督インタビュー。


以下引用〜

限られた時間や環境の中で、いかに成長できるか。

試行錯誤を繰り返しながら過去の良いところは残しつつ、

時代に沿った練習方法を取り入れてきた。

その中でも「根性=悪という考えは違うと思っています」と語る。


→私も激しく同意。


「勿論、体罰や意味のない練習はダメですが、

しんどくて辛い練習は生徒たちの“素”の部分が出る。

体力の限界がきた時に人間の本性は分かる。

それはグラウンドでも、劣勢になった試合でも同じ。

うわべだけの付き合いでは仲良し集団になってしまう。

人間同士でぶつかりあって意見を口にすることは

野球を辞めたあとでも、必要なことだと思う。


→新人研修でも如実に出ます。

15分、20分のワークでは何とか乗り切れても

(もっとハッキリ書けば「ごまかせても」)

長時間のワークになってくると必ずその方の

「パターン」が出てきます。

そして、それを長い期間育成されてきた

人事の皆さんはほぼ知らない(=バレていない)

ことが多いです。


そこを賞賛したり、正したりしていかねば。

どんなに表層だけのコミュニケーションを取っても

一人ひとりの変革にはつながりません。


よく『俺らの時代は○○だった』と言う人がいる。

例えば1000スイング、1000本ノックを

本当に1回も気を抜かずにやっていたのか?

と言われれば多分そうじゃない。

100スイングを本気でやる方が、根性がいるんですよ。

根性という言葉にアレルギー反応を起こしているだけで。

実際に今の子どもたちの方が、そういった部分は

しっかりしていると感じます」


→100冊の本を読むことより、

大切な1冊を100回読む方が大事。

速読より熟読の方が根性がいる。


一方で時代とともに生まれた弊害もある。

先輩が試合に向け

道具を準備をしている横で手伝わない後輩。

“タメ口”でコミュニケーションを取る姿が

よく見られるという。

厳しい上下関係がなくなりつつある現在の環境に

「謙虚さは持たないといけない。

それは社会人になって気付いても遅いし、

本人が一番損をする。

それを忘れたら誰も応援してくれない」と不安も口にする。


→上下関係は必要です。

「自分には不要」と言っても、

世の中はそうではありません。

組織もフラットさは重要ですが、

無法地帯のようなコミュニケーションは

組織として機能しなくなるし、

自社のパラダイムは他社のそれとは違いますから。


大阪桐蔭に続いて、

報徳もさすが甲子園常連校。


練習見に行きたくなってきました。

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