【6294】パジャマの魔術。

2022年3月27日(日)

ノンストップで18年目突入。

連続更新6294日目の超個人的日記です。


◆2年前の記憶。


一昨日、病院に行って、

久しぶりに当時のメモを見て、

いろいろ思い出すことがありました。


せっかくなのでシェアしよう!

と思ったのですが、、、、

記述がリアリティありすぎて、

また、間違いなく「怖さ」「痛み」を

連想する表記が多く、そのままは載せられません。


逆にそれだけ体や心に

「揺さぶり」がかかっていますので

その学びたるや物凄いものがあります。


書いてある中で、超ライトなものを。



◆入院日(手術2日前)


病院指定のパジャマに着替え、

パジャマのまま内視鏡検査のため診療棟へ。

ベッドに横になり、麻酔をかけて検査開始。


リストバンド、スリッパ、診察資料。

エレベーターで自分はパジャマ、他の方は私服。

院内コンビニに行くのに、私服の来院者の間を

パジャマで歩いている自分。


まるでこの大病院が自分の家かの如く

パジャマのみでここから数日生活することに。


いよいよ患者。

パジャマになるだけで一気に病院モードになる。




ちょうど今回全く同じ内視鏡検査でしたが

見えている風景は大きく異なりました。


「私服」で検査を受けに行き、

私服でコンビニに立ち寄り、

私服でエレベーターに乗りましたが

その中に「パジャマ姿」の方がいらっしゃいました。


明らかに「患者」の顔つき、

「患者」の歩き方になっていらっしゃいます。


私はこの入院初日、

これから退院日まで私服には着替えられず、

ずっとパジャマで生活することを聞かされ、

「絶対にパジャマの魔術にメンタルを奪われないように」

と強く誓いました。


病人の顔、病人の思考、病人としての未来で

入院生活を支配されないように。


しかし、その思いをぶち壊すかの痛みや苦しみが

その2日後から始まるわけです。


もし、ここで誓ってなければ

苦しさや不安に取り憑かれた病人の顔つきになり、

リハビリも病人として行っていたはず。

私は「復活を期すプロアスリートだ」と思って

激痛の中、リハビリを続けましたが、

おそらく最初にマインドセットしていなければ

そんな気力は湧いてこなかったと思います。



これが病院でなくても、

人のメンタルは顔つきに、歩く時の背筋に、

話している時の微妙な間合いに出ます。


あなたは何者なのか?


矜持を持って、身にまとい、

全身から思いを発する。


そんなパワーを持ちながら

しっかり前を見据えて歩きたいものです。




<余談>

この「リハビリ」に際し、

入院前に長嶋茂雄さんが脳梗塞からの

リハビリに挑む番組の録画を何度も見ました。


「ご高齢の長嶋監督が、こんなにハードな

リハビリを連日頑張っていらっしゃる」

「長嶋監督ならここでもう1周

(リハビリロードを)歩くはず!」と思いながら

点滴棒と共に歩きました。


入院前に術後の状況を予測し、

イメージングの準備を行っていたんだなぁと

改めて振り返った次第です。


入院する前から

戦いは始まっていたのでしょうね。






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