【6237】待ち時間30分。

2022年1月29日(土)

ノンストップで18年目突入。

連続更新6237日目の超個人的日記です。


◆終わらない1on1


上司「じゃあ定例1on1始めましょう」

上司「何か相談とか困ったこととかある?」

部下「特にないです」

上司「何でも聞いていいよ。」

部下「うーん、特に今はないです」

上司「そうかー。大丈夫?」

部下「はい、大丈夫です」


上司

「じゃあ今日30分、時間を取ってるから

このままオンラインを繋ごう。

30分間のうち何か聞きたいことが出てきたら

何でも質問・相談して」


部下「えっ・・・」


その後無言が続く。

そして30分経過。


上司「じゃあ30分経ったから切るね。

また来週やりましょう」

部下「は、はい・・・・」


すごいアプローチです。

しかもこれ、1回じゃなく、

数回続いたみたいです。


◆その後の変化は?


始まったら部下から近況を話してくれるように。

時に仕事と全然関係のない雑談だけのことも。

それでも毎回必ず30分対話を続けたそうです。


その結果、疑問点の質問や組織への愚痴、

コミュニケーションスタイルの要望など

いろんな話題が出るようになり、

ついには自らいろいろ企画して、

主体的に動き出したとのこと。


そして現在、ご自身が何も指示しなくても

勝手にどんどん業務を進めている。

なぜなら確認は週1回の30分間、

しっかり与えられているため。


「1on1に向けたPDCAサイクルが

たぶん回ってるんでしょうねー」との分析。


ポイントは、

「対話が止まった時、通話を切らずに

30分待ち続けた」だけ。


でも、この30分をガマンするって

すごいですよね。


必ずしもすべての方々にとって

ベストの策ではないでしょうが、

この組織においては見事に

変革を引き起こした事例共有でした。


そうなると、私が突っ込んだのは

次の質問です。


「なぜ、その時待とうと思ったんですか?」

「そして、なぜ待てたんですか?」


つづく




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