【6149】巻き込む力を科学する。

2021年11月2日(火)

ノンストップで17年目突入。

連続更新6149日目の超個人的日記です。


◆いい加減覚えましょう。


先日のグループコンサルにて

以下の素晴らしいシェアがあり、

「巻き込むためのコミュニケーションとは?」

について、みんなで議論しました。


テーマは「上司の何気ない一言に傷つく」


「相談するなら事前に○○を調べとかないと」とか、

具体的な指摘は素直に受け入れるけれど、

一言「いい加減覚えましょう」が付け足されると

途端にダメージを食らう。



これには参加者一同、激しく共感。

これは「食らい」ますね!


まずそもそも指示が抽象的。

「いい加減」って何?どのくらい?


こういった抽象的なワードでは

なかなか人は動きづらいです。


似た例として、

「もっとちゃんとやってよ!」


「もっと」ってどのくらい?

「ちゃんとやる」とは?


人に言葉を伝えるときに

「相手と意味がすりあっているか?」の

確認はとても重要です。


◆もっと大事なこと


あと、今回の場合、

「言葉の出どころ」がどこなのか?も

大きく影響します。



「いい加減覚えましょう」が

「すでに3回同じことを伝えています。

よって、今後はミスしないようにしましょう。

でもきっとできるようになりますから

1つ1つ覚えていきましょうね」

なのか

「何やってんだ。前も言っただろ。

いつまで同じこと言わせるんだ、このドアホ!」

なのか、

言葉の出どころによって

相手の受け取るダメージや感謝も異なるものです。

(ドアホ!とはなかなか過激な表現ですが

そのほうがイメージ湧くはず)


今回の事例では、自分の心理に踏み込んで

「なぜ自分はこの言葉にダメージを受けたのか?」

といった深層の部分をキャッチし、

さらには「なぜ上司はこの言葉を発したのか?」の

相手の心情や立場についても考えました。


言葉1つでいろんな解釈の仕方があり

それによって、私たちのモノの見方や行動、

そして感情はいかようにも変化します。


そして、その時

「相手が悪い」と考えているうちは

物事は前に進みません。

その感情を生み出しているのは

「100%」自分の選択です。


「そうは言っても相手が悪い!」となりますし

なかなか割り切れない部分だと思うので

これについても時間をかけて

一緒に考えていきました。


ゴールからの逆算で考えると、

自分のミッション実現やありたい姿に向けて

どう考え、どう行動し、どう言葉を選び、

どう感情を扱っていけばいいのか?


その目的から今回の事例を考えることで

異なる捉え方が生まれてくるはず。



グループコンサルで話される、

1ヶ月の成功事例はものすごく大きな気づきや

感動を生みますが、個人的には上記のような

失敗事例の中にプライスレスな気づきが

生まれることが多い気がします。


自分のネガティブな体験や失敗体験が

自分にも仲間にもとてつもない学びをもたらす。


毎回思いますが、

素晴らしいシェアに

多くの学びの機会をいただいています。

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