【5973】なんでできないの?

2021年5月10日(月)

ノンストップで17年目突入。

連続更新5973日目の超個人的日記です。


◆今日明日新宿。


通勤電車です(ドキドキ)。

帰りもラッシュ電車です。


◆子どもの可能性を開くために。


公園に行くと、

いろんな親子の会話が聞こえてきます。


家での勉強でも

校庭での逆上がり練習でも

公園のストライダー練習でも

テーマは何でもいいのですが、

「子どもが何かにチャレンジしている時」に

絶対に言ってはいけないワード。


それは



「何でできないの!!!」



だと思ってます。


熱心な親御さんになればなるほど、

お子さんの集中力が欠如し、

なかなか継続しなかったり、

すぐ諦めようとしたり、

子どもへのもどかしさが発生した時

「何でできないんだ!!!」

「なぜやらないの!!??」

が出てきます。


これは「叱らないでください」

「褒めることが大事です」といったことを

言いたいわけではありません。


これらの質問は「何で?」「なぜ?」と

原因を追求していくもの。


そして、これはPDCAサイクルの

Check(振り返り)の時に機能する質問であり、

Do(実践中)には機能しづらい質問です。


私たちがサッカー部だとして

サッカーの試合中(Do)に

「何でお前パス出さないんだよ!アホか!」

とコーチに怒鳴られたら

思考がフリーズすると思いません?


試合が終わった後、冷静な状況で

「何であそこでパスが出せなかった?」

だと、客観的に内省したり、

原因を考えることができますが、

プレーの瞬間にその理由を考えることは難しい。

そうこうしてるうちに「次のミス」が起きます。


そうするとまた

「何でそんなミスをするんだ!」


そしてまた思考・行動がフリーズする。


「なぜ?」を問うのは

一旦試合が(練習が、勉強が)終了し

一区切りつき、本人が冷静で

客観視できる状態にいることが大事。



よって、

宿題や部活など、プレーの最中には

「なぜできないんだ?」は禁句。


同時に、日頃から

「何をすべきか理解できているか?」の確認と、

「どうしたらいいのか?」の

手順を伝えておくことが大事です。


それすら伝えてないと、

「何でできないんだ!!!」が

完全にオープンクエスチョンになり、

恐怖でフリーズ確定です。



◆子どもの可能性をつぶさないために。


子育てをしていると、とにかく

「腹立たしい状況」がちょくちょく訪れます。

親から見たら(私自身も)

「なぜ!」を問い詰めたくなりますよねー。


しかし、幼い子どもは

その親の問いに対して

論理的に応答できる力がまだない。


黙って「うん・・・」と言ってる時は

ほぼ思考停止に陥ってると思って

間違いないと私は判断しています。


逆にそういうマイナスの感情経験が重なると

「自分はダメなんだ。。。」と

自己肯定感を下げる要因になる。


無限の可能性が

有限の可能性にレベルダウンする瞬間です。


そして、そういった原体験を

30歳、40歳になっても

引きずってしまっている人を

何人も見てきました。

(しかも本人は無意識だからかなり厄介です)



子どもたちの可能性を開花させるために

何が必要で、何が不要なのか?

そして、私たちは

何ができていて、何ができていないのか?


論理的思考ができる大人だからこそ

日々チェックしていくことが大切だと考えます。



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