【5952】ビールと絨毯と娘。

2021年4月19日(月)

ノンストップで17年目突入。

連続更新5952日目の超個人的日記です。


◆昨日の続き


ふと思い出しました。

昨日のシーン。


20年以上前、

「7つの習慣」の公開コースで

シェアされた話に起因しています。


7つの習慣の中では

人生に必要な多くの考え方が出てきますが

その中でも私が特に重要視しているのが

「刺激と反応」(第1の習慣)。


人は24時間365日、数えきれないほどの

刺激(出来事)に遭遇する。

そしてそれに対して何らかの反応を起こす。

(発言や態度・行動など)


その「一瞬」の間に

どういった反応を取るか?


その人ならではの解釈の仕方がある。

これがパラダイムであり、

それを変えることが

パラダイム転換です。


人生の中で何度パラダイム転換を起こすか。

非常に大事なテーマになるわけですが、

その「刺激と反応」の事例として

ある家族の話があります。


◆ビールと絨毯と娘。


ご主人が7つの習慣セミナーの初日を終え、

自宅のリビングでくつろごうとしていたら

3歳の娘さんが

「パパおつかれさまー」といって

奥さんが準備してくれたビールとコップを

持ってきてくれました。


そして、お父さんに渡そうとした瞬間

何かにつまづいてコケてしまい、

ビールをじゅうたんにこぼしてしまい、

娘さんは泣き出してしまいました。


いつもなら、

「何やってんだよ!」と娘を叱責し、

慌ててビールをテーブルに置き、

じゅうたんを拭き始めたであろうと。

その前に

「なんで娘に持ってこさせるんだ!と

妻を叱ったと思います」とのことでした。


しかし、この方は数時間前

「刺激と反応の間には、その後の

判断を選べる一瞬のスペースがある」

「それを原則に合わせなければならない」

という学びを得ており、

それが瞬間的にフラッシュバックしたと。


<刺激>

「ビールがこぼれて大惨事」

「じゅうたんがビールまみれ」


<今までの反応>

「こぼした娘を怒る」

「依頼した妻を怒る」

「大切なビールがなくなったことを怒る」

「じゅうたんが濡れてしまったことを怒る」


しかし、この方は

<刺激>

大切な娘がコケて痛がり、

また、じゅうたんの上にこぼれた

ビールを見て泣いている


<反応>

「大丈夫!大丈夫!

一緒にじゅうたんを拭こうね。

持ってきてくれてありがとうね」と

声をかけて娘を抱っこした。


<結果>

奥様が驚く。

「あんな短気で怒りっぽい主人が!!!

どうしちゃったの!!??」


<その後>

ビールをご夫婦で一緒に飲みながら

「刺激と反応」について語り合い、

今までのご自身の短気な性格や

怒りをあらわにする習慣を

軌道修正していく決意を伝える。


そして翌日200名の参加者の前で

シェア&決意表明されました。


私も非常に感銘を受けたのを覚えています。



そして、ふと昨日のブログのシーンを

思い出した時、

「あ、あの時のシェアと同じケースだったな」と

20数年前の話がフラッシュバックされました。


一番大切なものは

ビールか?

絨毯か?

幼い娘さんか?


大切なもの(こと・時・人)を

行動の優先順位の上に置きましょう。





<追記>

「習慣の履歴書」メンバーの皆さんへ


この話はSTEP5「未来の習慣」に

つながってきます。


刺激と反応の間にある「一瞬のスペース」を

その場しのぎの対応や

過去からの習慣による反応ではなく、

自分の理想の将来像からの逆算

行動選択することを習慣化させていきます。


これが習慣になれば、

人生、間違いなく変わります!


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