【5944】生きた言葉。
2021年4月11日(日)
ノンストップで17年目突入。
連続更新5944日目の超個人的日記です。
◆そうだった!
今全然違うこと書き始めてたのですが
昨日の話が途中でした!!!
1日がすごく濃いので
昨日(1日前)がすごく遠く感じます。
前に進みたい気持ちを抑えつつ、
せっかくなので1日話を戻します。
そうそう、人事のマネージャーの方の話でしたね。
◆研修の終盤
「やっぱり研修は全部オブザーブする!」
「打ち合わせは21時にずらした!」との発言。
非常に多忙で打ち合わせも詰まっている中、
スケジュールを大幅に変更して、
完全に2日間張り付いていただきました。
多くの企業の人事の方とお付き合いする中で
「ただ業務をこなしている」だけの方も
正直いらっしゃいます。
しかし、この方は間違いなく違う!
参加者の一つ一つの発言や表情を逃さず、
じっと心を寄せていらっしゃいました。
打ち合わせをずらすことで
ご自身のスケジュールも詰まりますし、
お子さんの育児にも影響が出る。
しかしそれ以上に
「今この瞬間への凄まじい集中力」を
垣間見ることができました。
◆時は流れて
研修終盤のフィードバックの時間帯。
「私も各グループに入っていいですか!?」
「そりゃこんだけ見てもらってるのに
NOはありえないわ」と許可すると、、、
いきなり
「正直このチームには幻滅しました」
「あなたたちに今回、お金と時間を
投資したことをとても後悔しています」
凍りつく受講者たち。
そこから猛烈に叱り飛ばされ、
その言葉があまりにも正論で
ズバズバと心に突き刺さっていきます。
当然「ロジック」は完璧。
逃げ道がありません。
対チームだけでなく
対個人に対しても
容赦ない叱咤のシャワー。
しかし。
何だか、すごく、感動したのです。
そして、最初は顔がひきつり、
下を向いていた彼ら彼女らも
とても爽やかな表情に変化していくのです。
そこには間違いなく
「本気の期待」
「一人ひとりへの愛情」がありました。
参加者各自に対して伝えられる
「生きた言葉」。
現場での一瞬の態度や発言を見逃さない
深い洞察から来る、
彼ら彼女らの成長を見据えた
未来への言葉。
まさに「言霊」です。
だからあんなに怒られてるのに
聞いてる私も心地よい。
そして、感動する。
怒りや苛立ちの感情で叱るのではなく、
壮大な、深すぎる愛情と、
無限の期待の大きさで叱る。
これが「真の厳格性」です。
人を動機付けしていく際の
源泉は5つありますが、
その中で最も難易度の高い「厳格性」。
これがフルパワーで放たれた
素晴らしい瞬間に立ち会えました。
ちなみに参加者のほとんどが
「東大(一番比率高い)・京大・東工大・早慶」
「理系・院卒」のエリート集団。
実際、ものすごく思考力は高い。
属性的には(やや乱暴な言い方をすると)
最も感情アプローチが響かない集団かもしれません。
しかし
「生きた言葉」は心を動かす。
そんなマネージャーに
「今年も上原さんで!」とご指名いただき、
一緒にタッグを組ませていただけたことに
心から感謝するとともに、
その期待を超えていくために
自分にも、大切な仲間にも、受講生にも
「踏み込む意識」を持ち続けていきたいと
心に刻んだ2日間でした。
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