【5928】Ladies and Gentlemen

2021年3月26日(金)

ノンストップで17年目突入。

連続更新5928日目の超個人的日記です。


◆目を引いた「始める・やめる」


昨日のブログの続き。

「何かを始めるには何かをやめる」


東京ディズニーランド・シー

園内アナウンスを変更。

「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」廃止へ


うわーーー。


TDLに初めて訪れた際、

「かっちょえーーー」と思った

「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」

のアナウンス。

パレードが始まるワクワクと、

ワールドワイドな響きに心が躍ったものです。


TDRは先日(3月18日)から

「Hello Everyone」に変更したとのこと。


ちょっと物足りないけど・・・

網羅性は万全ですね!


JALの国際線も、昨年

「Ladies and Gentlemen」アナウンスを廃止。

そういえばニューヨークの公共機関での

このアナウンス廃止は4,5年前だった気がする。

(結構なタイムラグですね。)


性的マイノリティの方々への配慮や

そもそも男性・女性といった表現自体の

ジェンダーニュートラルの観点。


我々の研修の際も、

ロジカルシンキングにおける

MECEの事例で「男性と女性」を排除。

今、採用面接でも「くん」「さん」ではなく

男性・女性問わず「さん」づけがマナー。


ぶっちゃけ「めんどくさいなー」と思いつつ

この流れは不可逆的。


◆そうなると、この矛盾が起きる。


「個性を重視!」

「一括りにしないで!」

「多様性が大事!」

「ダイバーシティよ!」

と具体性を叫びつつ、

コミュニケーションワードは

どんどん抽象化していく。


上記の例でも

「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」

→「Hello Everyone」(抽象化)


これから私たちは

「いかに抽象的なワードで

具体にリーチさせるか」

デリバリーの技術が

必要になってきます。


抽象的であるが故に

万人を含むんですが

抽象的ワードだと

ダイレクトな訴求力は一気に弱まる。


「え、誰のこと?」

「え、私のことなの?」

「それならもっとハッキリ具体的に伝えてよ」

でも「レディース&ジェントルマンはダメよ」


矛盾!!!


これらを意識して磨いていくためには

日常使用しているワードの意味を考え、

具体と抽象の行き来を繰り返し、

相手とのコミュニケーションにおける

フィッティングを掴んでいくことが

大切だと考えます。


これは難易度高い。

みんなで取り組んでいきましょう!




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