【5849】安定性が流れを生む。

2021年1月6日(水)

ノンストップで17年目突入。

連続更新5849日目の超個人的日記です。


◆創価大学往路初優勝


箱根からの学び第2弾。

以下、100%主観です。


1,とにかく沿道に見に行った人の是非。

2,全くノーマークだった創価大学の好走。

3,駒澤大学奇跡の大逆転。

4,すべての誤算は1区の入り。

5,有力校の底力。


創価大学が往路優勝。

総合2位の大躍進。


関係者には失礼ですが、

これを予測できた人はほとんどいないはずです。

青山学院を中心とした5強と創価の差は

持ちタイムでも一目瞭然。

出場わずかに4回、前年初めてのシード。

どう見ても「優勝」は厳しい・・・と。


しかし往路に勝ち、

しかも圧勝しました。


「強いから勝つのではなく、勝ったから強い」

という言葉がありますが

今年の創価はまさに「強かった」ですね。


その大きな理由として

「ブレーキ区間がなかった」ことが

挙げられます。


*そして最終10区でそのブレーキが

ついに、しかも大きな形でやってきて

箱根駅伝史上でも例のない

駒澤の大逆転劇が訪れることになります。


往路の創価のランナーの

強いこと、強いこと!

着実に区間上位タイムで

中継所にやってくる。

そして、その一方でその順位で走ってくると

予想されていた有力校の選手たちが

各区間で次々とブレーキを起こしていました。


早稲田も「5区さえなければ」

あとはかなり上位を狙えるタイムで

走ってるわけです。(復路4位・総合6位)


でも、この「たられば」は

一切関係ないのが勝負の世界。


他校が向かい風に苦しみ、波に乗れず、

2桁順位の誤算区間も生まれているのを横目に、

淡々と歩を積み上げていった

創価大学のランナーの安定性が結実し

初の往路優勝につながりました。


一人でもブレーキになると

大きく順位を落としてしまう戦いで

一人もブレーキになることなく

自分の力を出し切る。

これは準備・練習・戦略の賜物。

あっぱれ!としか言いようがありません。


その流れは復路も変わることなく、

99%優勝間違いなし!と思った・・・

そこからのまさかの失速。

誰も責めることなどできませんが

大きな重圧があったのでしょうね。


私が4年の時、箱根駅伝で優勝。

9区・10区を、親しい仲間が走りました。

その時の「優勝への重圧」の話も

彼らからリアルに聞いているだけに

逆転の瞬間は思わず

感情移入してしまいました。



◆20マイル行進の重要性。


私も今プログラムメンバーとともに

習慣化に向けた行動を実施。

これって駅伝にすごく似ています。


歩を止めない。

前を向いて進む。


ブレーキを起こしては元の木阿弥。

着実に快走するランナーのイメージで

区間を繋いでいく安定性がとても大事だと

改めて気づかされました。


同時に、大逆転優勝の駒澤大学の

最後まで諦めずに追う執念。

今年1年、もし進捗が

思わしくないことが起きたとしても、

あの10区の奇跡、大逆転のシーンを

思い出せるようにしたいです。


本気の勝負の中に

素晴らしいメタファーが詰まった

箱根路の戦いでした。







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