【5848】箱根駅伝の沿道。

2021年1月5日(火)

ノンストップで17年目突入。

連続更新5848日目の超個人的日記です。


◆正月の風物詩


日本中が箱根に熱狂する1月2・3日。

翌4日朝刊・ニュースまで余韻が残りますが

1月5日になると平常運行に戻る感じ。


ひとまず興奮落ち着いた状況で

箱根からの学びをいろいろまとめました。

詳細書くと長くなるので抜粋しますが

少しだけ挙げておきます。


以下、100%主観です。


1,とにかく沿道に見に行った人の是非。

2,全くノーマークだった創価大学の好走。

3,駒澤大学奇跡の大逆転。

4,すべての誤算は1区の入り。

5,有力校の底力。


◆沿道に見に行った人の多さ


ネットでも相当な批判を浴びていた見物客。

今年はコロナ禍における

感染拡大防止を徹底させるため

「応援したいから、応援に行かない」

テーマに、箱根駅伝無観客化を目指して

関東学連からのアナウンスが

何度もあったにもかかわらず

しかも当日のテレビでも

何度となく警告されたのに

見に行った人が18万人もいたとのこと。


昨年は121万人だったので前年比85%減。

「昨年より大幅に減った」

「お願いの効果はあった」と

運営本部はプラスに見る方がいたようですが

100万人以上が自粛したにもかかわらず

「18万人も密状態を作りに行った」

そのモラルが問われます。


しかもテレビで見る限り

圧倒的に高齢者が多い。


パレートの法則でいくと

モラル無視の2割が感染の8割を引き起こす。

3:10:60:27の法則でいくと

27%が警告を無視。

勝手に暴走し問題を起こす可能性を広げる。


2:6:2の法則的にも同様。


今回はモラルを守った

8割を褒めるコメントではなく

「応援したいから、応援に行った」

自分勝手な2割にしっかりと目を向ける

必要がある気がしました。


箱根に限らず、

「言っても聞いてない」

「聞いても守らない」

「そもそも聞いてもいない」


残念ではありますが、

そういう人が存在するということを

想定して動かねばなりません。



大手町のゴール付近は

通常応援団が陣取るスペースまで

何重もの人垣でしたからね。


誰がなんと言おうと

あれは「密」です。


私は今まで20回以上(もっとかな・・)

その密の中で応援した経験があるので

状況がどうなっているかは一目瞭然。

これが感染者数に影響する・しない、の前に

「感染が拡大する行動」を取った段階で

猛省が必要だと思います。


選手たちは現地に行きたくても行けず、

「寮でテレビ観戦」してる状況が

能天気な沿道との意識の差を

クッキリと表していましたね。


ただ、行った人たちに

おそらく罪悪感はない。


でも他の8割、いやテレビで見ている

さらに多くの国民から見ると

「アホ・バカ・マヌケ・非常識」

「とんでもない、ありえない行動」を

普通に取っている。


ここに大きなポイントがあると思います。



自分の行動も常日頃から

「決して正しいわけではない」と疑い、

「全体の目的からかけ離れていないか」

「他の立場から見たらどうなのか」

俯瞰・客観視し、行動選択することが

とても大切だと学びました。


緊急事態宣言への動きも

箱根の沿道を見て決断に向かったという

報道もあるくらいです。


医療従事者・飲食店経営など

影響を受ける皆さん・そして何より

各大学や箱根駅伝関係者の皆さん、

多くの人の気持ちを無視した

自分勝手な「何気ない行動」について

しっかり振り返るべきだと感じました。


「人の振り見て我が振り直せ」


行った人を責めるのではなく、

そう思う気持ちがあるのなら

自分も同様の行動をどこかで取っていると反省し

2021年箱根駅伝の教訓にします。







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