【5780】元上司が部下になる(4)
2020年10月29日(木)
ノンストップで16年目突入。
連続更新5780日目の超個人的日記です。
◆「10代全員女子」から一転
参加者全員「50代男性」の管理職研修。
テーマは「メンバーマネジメント」。
前回の「目標設定と評価面談」に続く第2弾。
新卒採用に長く従事していた私は
圧倒的に10代・20代が得意なんですが
実際登壇する機会の7割は管理職対象。
そしてそのほぼ9割が上場企業。
そのうち半分以上は誰もが知る
超大手企業の管理職の方々です。
今回もいろんな現場の悩みを伺い、
皆さんと一緒に職場変革に向けて
議論しました。
うーーーーむ。
10代女子と雰囲気が全然違う。
(当たり前だけど)
難易度高い。
皆さん何が一番苦しいかって、
「自分よりも年齢が上」の部下が
いらっしゃるんですよね。
しかも、メーカーさんとかだと
工場勤務で叩き上げの、
誤解を恐れずに言うと
「頑固な職人さん」が部下だったりする。
さらに、けっこう多いのが
「私の元上司なんです」と言う声も。
要は以前は部下だった自分が役職で逆転し、
元上司をマネジメントせねばならない。
上司を評価し、上司のモチベーションに
配慮せねばならないのです。
そして、こういったケースで
現在部下になった元上司の
モチベーションが高いケースは極めて稀。
いわゆる「あきらめ社員」
「ぶら下がり社員」になってしまい、
若手の部下に対しての教育上も
良くない影響力を発揮していたりします。
気づきさえすれば無限の可能性が開き、
一気に行動や結果が変化する19歳と、
「何をいまさら」
「何の意味がある」
「無理無理!」と
コミュニケーションをクローズする50代。
そういった方を
複数マネジメントしていくお立場は
さぞかしご苦労されることでしょう。
昨日もリアリティあふれる、
生々しい話(不満)が
次々と飛び出しましたが、
管理職の皆さんがあきらめてしまっては
組織は活性化しませんので、
いろんなアプローチについて
時間をかけて話し合いました。
そんな中、いくつもの
変革へのアクションプランが!
やる気のない、年上の
あきらめ上司対策。
すべての起点は、
「問題と真正面から逃げずに対峙する」という
マネジメントの超基礎原則。
先日の19歳も今回の55歳も実は一緒で
多くの方がこのスタート地点で
ボタンのかけ違いを起こしていました。
「多分言っても無理だ」で止まっていて
実際何も話せてない事実が続々判明したのです。
今回のアクションプランが職場で横展開され、
ラスボスの意識が少しでも動くことを
願っております。。。
でも、ほんとこの問題は難しい。
思考・行動が凝り固まることの怖さを
ご受講される皆さんのお悩み相談から
毎回学ばせていただいております。
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